中村生活記録運動

私、中村の生活を記録するだけ

PWSとの出会い(2)

 練習への初参加に向かった僕を待っていたのは、気のよさそうなお兄さん。
この人がTANA選手。体育館の中には、当時の代表の勇司さん、イソロクさん、KIYOさん、ストロベリーマンが居た。
初対面での皆さんへの印象は、まずHPの写真と全然違う!ということ。そして、みんな優しそうで格闘技とは無縁そうに見えるということでした。
 自己紹介を終え、レフェリー志望なのにも関わらず、よくわからないまま準備運動、受け身を教わり、そのままボディプレス、ブレーンバスターも教わる。
あれ?レフェリー志望なんだけどな?と思ったけど、周りの「大丈夫だよ!」というざっくりとした意見に乗せられ、気づいたら選手として入団することが決まっていた。 
当時高校生ということもあって、まるで親戚の子供と戯れるように練習させてもらい、「いろんな技受けてみたいです。」というとKIYOさんからジャックハマーをかけられ、やっぱ凄いんだな。と再認識させられた。
 当時の練習は、一通り終わると車座に座り他愛もない話を一時間ほどしていた。それがまた楽しかった。
初めて大人の輪に入って、普段できないプロレスの話をたくさん出来て。そんなこんなで入団を決意した僕。
 
 今振り返るとタイミングが良かったのかもしれない。入団者が一年ほど来なかった時期に入ったことかつ高校生というのもあって皆さんから可愛がってもらえたこと。
PWSに入団することに決めた一週間後、年は8つか9つ上だがもう一人新人が入ったことで、すぐ同期と言える存在ができたこと。
僕ともう一人の新人。このPWS真壁・吉江世代と呼ばれる二人が、PWS内のヒールユニット「求職係」に加入し、そこから未だに後輩からダサいと笑われる「殺戮新波(さつりくにゅーうぇーぶ)」を組むとは、その時の僕は全く想像していなかった。